「戦後50年の自衛隊と世論」の記事一覧

国際法と自衛隊-戦後50年の自衛隊と世論(5)

4 国際法と自衛隊 国会の議論で、当時の内閣法制局が野党から戦時における正当防衛の事例提示を求められ、「日本海海戦で東郷艦隊が損害の出ないうちに反撃の砲戦を始めたのは正当防衛ではなかった」と答えました。 海軍主計大尉だっ・・・

PKO等へ派遣する部隊を自衛隊と別組織にしようと言う声についての疑問-戦後50年の自衛隊と世論(第4回)

3 PKO等別組織論についての疑問 PKO等へ派遣する部隊を自衛隊と別組織にしようと言う声が政治家の間にも根強く存在し、「反自衛隊」の立場をとり続けてきた人たちの間に同調する人たちがいます。 国際的な問題を考える時は必ず・・・

平和に対する考え方-戦後50年の自衛隊と世論(第3回)

2 平和に対する考え方  村山内閣の下で「自衛隊は合憲」であり、「日米安保は日本の最重要な外交政策の骨格をなす」の二点を社会党が認め現実路線に転ずるまでは、軍事と名の付くものは、あたかも血の匂いを嗅ぎつけたサメが獰猛に襲・・・

シビリアンコントロール-戦後50年の自衛隊と世論(第2回)

1.シビリアン・コントロール (市民による統制 = 文民統制)  シビリアンというのは「市民」のことで、諸外国では正当に選ばれた市民代表が官僚や軍人を指揮統制して、市民の利益に奉仕させることをシビリアン・コントロールと言・・・

戦後50年の自衛隊と世論(第1回)

第1回 はじめに  昭和25年1月マッカーサー元帥は年頭の所感で、日本にも国家の基本的な権利の一つである「自衛権」があることにふれています。  半年後の6月25日に起きた朝鮮戦争は「フルシチョフ回想録」によると、金日成が・・・

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