災害時の自衛隊の存在意義や活動の実際を意図的に無視したり、いわれのない批判をする人がいます。

子年の新年を夫々の感慨をもってお迎えになったことと思いますが、年末年始も陸海空の若い自衛官が各々の部署で、24時間の当直勤務で待機していたことを忘れてはなりません。
世間の人は斉々と迅速かつ静かに任務を果たす自衛隊のことを身内に入隊者がいないと殆ど知りません。メディアの扱いも不当なほど小さく、豪雪の時新聞社のセスナ機取材のついでに百キログラムに足らない物資を投下した記事よりも隊員の活動が小さく扱われた事例もあります。

映画「長崎の鐘」で有名になった永井隆博士が著書の中で「有名になるな。名前なんてものは茶の間であめ玉の代わりに一分間しゃぶられるだけのもの」と戒めていますが、医師の役割を評価しない人はいません。
他方、

数年前、四街道市を中心に大規模な防災訓練が行われた際、メイン会場となる市内の高校で、参加団体が事前打ち合わせを行った後でその高校の教師一人が「制服姿の自衛官は教育の場にそぐわない」と抗議したと聞きました。

国分市でもこれと五十歩百歩の教師がおり、本人達は「平和主義の極み」と自負しての発言だと思いますが、国際的にはスイスやスウェーデンでも間違いなく軽蔑の失笑を誘う話なのです。
しかし、これが日本の現実なら我々が隊員達の楯の役割を負わなければなりません。

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