オリンピック

夏真っ盛りの季節となりました。わざわざ年一回、暑さの方から訪れて呉れたのですから健康を維持し楽しんでやりましょう。

戦争で中断された大会もありましたが、8月には北京で29回目の五輪大会が開催されます。五輪大会期間中は旗竿に近い方から順に、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニア、南北アメリカの五大州の連帯を現すといわれる青、黄、黒、緑、赤の輪が繋がった図柄の五輪旗が世界中に翻ると思います。

”古代オリンピック”はローマ帝国がキリスト教以外の宗教行事を禁止するまで、紀元前776年から西暦393年まで1169年間、スパルタの故地ペレポンネソス半島のオリンピアでゼウス神に捧げる祭典として続いていましたが、293回を以って途絶えました。
1863年、フランスの男爵家に生まれたピエール・ド・クーベルタンは若い日の英国留学で、青少年育成にスポーツの果たす効果を見て、帰国後はスポーツ教育に尽力し、オリンピック競技会再興を世界に呼びかけました。

1896年、第1回近代五輪大会は、古代オリンピック故地ギリシャのアテネで開かれました。
1908年、ロンドンの第4回大会である司教が述べた”オリンピックで重要なことは勝つことよりも参加すること”という章句が有名ですが、これを引用したクーベルタンは更に続けて”人生でも大切なことは、勝利ではなく努力すること、勝利の結果ではなく、よく頑張ったということ”と述べています。

1924年には冬季大会も始まり、2006年までに20回開催されています。
日本の選手には参加した以上、夏冬ともメダルを取って貰い一緒に喜びたいものです。

コメントを残す

このページの先頭へ